2005年03月27日

小泉ありがとう。

日ハム連敗でショボーン。

●このブログが小泉総理の任期満了を見届けられないのは確実なので、彼について思っている事をさらっと述べておきたい。彼には本当に多くの事を思い、教わった。

彼に教わったのはまず、「偉くなるまで待つ」という事だろうか。物事を変革するには、まず偉くなる事が絶対に必要だ。どんなに有望な改革案だろうと正論だろうと、人を動かせなければ無意味だ(筆者がこれまで書いてきた記事もある意味そうだ)。偉い人の命令だからこそ、人は嫌々ながらでも言う事を聞くのだ。

こんな話がある。ある企業の新人が、勤め先の怠慢な体質を変えようとの情熱に燃えていた。彼は同僚達との酒の席で、ひんぱんに会社の批判を繰り返していた。しかし度重なる批判に号を煮やした上層部がそれをとがめ、彼は志なかばにして解雇されてしまったのだった。

これは変化を嫌う老人達が悪いのだろうか。それもあるだろう。しかし、主に悪いのは彼なのだ。誰も小学生の改革案なんぞには耳を貸さない。自分達の後から来た若造の意見もそれと同様である。本気で改革したいなら、「彼になら任せてもよい」と老人達に思ってもらえるよう、実績をまず身に付けるべきだったのだ。

自分の仕事の範囲内で小さな改革(工夫)をする。上のポストに就いたら、そこでも自分に許される範囲で改革を行なう。そのようにして、改革には何が必要か、それを行なう事でどのような痛みを他人に与え得るのか、その人たちをどのようにフォローしてあげられるか. . . 等々の多くの事柄を学んで行くのだ。最終的には、会社全体をも改革できるスキルと信頼を勝ち得ている事だろう。ところが彼は、まず小さな改革と自己研鑽に励むどころか、飲み会のたびに同僚に会社への不満をぶちまける、単なる困った人になってしまった。まだろくに会社に貢献していないはずの新人がこれである。解雇されても当然であろう。

同様に、ノリや勢いで党に反乱した加藤元防衛庁長官も、改革に成功するどころか結局党内での立場を失ってしまった。将来は彼を首相にとの声もあったらしいが、なぜそれまで待てなかったのだろう。逆にその時静観を決め込んだ小泉は、首相になるまで辛抱強く待って、正攻法で党を改革したのである。

小泉総理からはリーダーシップも学んだ。彼にも確かにリーダーシップはあるのだが、理解されづらく、理解できない人から批判をされる事すらある。たとえば元国鉄の偉い人は北海道のラジオ番組に出演し、中曽根元総理(彼のリーダーシップで国鉄は民営化に成功したらしい)と比較して、小泉総理にはリーダーシップがないと批判した。そして番組の中で、当時進行中だった道路改革について触れ、「道路はもっと悪くなる」と予言したものだ。

実際には、道路は無事に民営化の道筋がつけられ、しかも総額20兆円ともいわれる国民負担をもたらした国鉄民営化に比べて、1兆円程度の負担で済むようだから、まあ成功と言っていいのではないか。少なくとも「リーダーシップ」を発揮して下手な改革をされるよりは、猪瀬か誰かに丸投げして安く改革してくれる方が、国民としてはずっとありがたい。

そもそも改革を必要とする問題がこれだけ山積しているのだから、総理自らがいちいち面倒を見るわけにはいかない。そういう時期における特殊なあり方として、「お任せ型」「後ろで応援型」リーダーシップの存在を認めてもいいのではないかと、皮肉では無しに思う。

「あなたにお任せ」方式でそこそこ上手くいっているのなら、それで通せば良い。その点ちょっと不安なのは郵政だ。問題山積状態もそろそろ過去のものとなったところで、総理が中曽根式の分かりやすいリーダーシップを発揮したりして、最後の最後に転ばないようにと願う。そういや原が監督だった当時の巨人も、「投手の事はコーチにお任せ」だった時は優勝したのに次の年に(略)。
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2005年03月26日

小泉派による小泉批判など

「ザクとは違うのだよ」って. . . 。

●小泉派の筆者だけど、そんな筆者でも気に入らない点はいくつかある。以下に小泉政権のやった事(あるいは、やらなかった事)で気に入らないものワースト4を挙げてみた。

第4位 年金改革の国民への根回し
筆者は年金改革それ自体には反対ではないよ。若者(払う人)が減って、老人(貰う人)が増えるのだから、支給額の減額は当然でしょ。それやんなきゃ破産しちゃうよ。*いっそ自動車の保険みたいに、強制加入の部分と任意加入の部分とに分ければ良いのにね。そうすりゃ筆者ら貧乏人は負担額が減らせるし、たくさん貰いたい人は自分で民間の保険を追加すれば良いし。保険会社が潤って雇用も拡大するよ。

ただ、国民への、特に老人らへのアピールが足りない。聞けば今の年寄り連中の年金って、彼ら自身の支払いからではなくて我々若い世代の支払いから捻出されてるそうじゃないの。だったらそれをもっとアピールしないとね。若い世代に養われているのだという自覚が芽生えれば、これ以上負担を強いるのは気の毒だとの良識もまた芽生えるだろうし。そうすりゃ、老人たちの「支給額減らすなコノヤロウ」的な無理な要求も減るでしょ。

第3位 靖国神社参拝拒否問題
ブッシュ大統領の、「俺も靖国参拝するよ」との申し出を断った小泉だけど、断るべきではなかったね。かつて日本の敵国だった米国大統領ですら靖国を参拝したとなれば、中国に対する強力な牽制になったろう。案外、ブッシュはそれがために盟友小泉に気を使ってくれたんじゃないの?

第2位 「変人」発言
誰もが良い子でいたい。だからとりあえず謝っちゃう。これ日本人の悪いくせだよね。隣近所ならともかく、外交の世界でもこれをやっちゃう政治家が多いからたまんない。あんたらが謝ると、そのツケは国民に回ってくるんだからね。

政治家は悪者になる事を、悪者呼ばわりされる事を恐れるべきではないんだよ。小泉総理が「自分は変人」と述べた時、筆者はスゴイと思った。その手があったかと。あらかじめ俺は変なやつですよと宣言しておけば、いざという時に「だって俺変人だもん」って開き直れるよね。贖罪の必要なし。

ところが小泉、アジアの人たちに「反省」しやがった。おいおい。何のための変人宣言だよ。もしかして、それって単なる自己紹介?プロフィール?政治的に利用するんじゃなかったの?

第1位 技術者見殺し
その昔、エジプトではピラミッドの建設者専用の都市を造り、そこから出なくてもいいように(あるいは、出られないように)したそうな。ペルーの日本大使館占拠事件の際、地下トンネルの建設に携わった労働者たちは、事件後姿を消したそうな。たぶん、口封じのためにどこかに隔離されて暮らしているんだろうね。

日本は技術立国だから、それと同じくらいの熱意をもって、彼らを囲うべきだね。中小企業の倒産でそこの労働者が自殺したり、中国のような敵国に引き抜かれたりするのは当然政府にも予見できたろう。それがこの国にとってどれだけマイナスになる事か。彼らを守ってやる努力を、政府はもっとするべきじゃなかったかな。

できれば企業が潰れないようにしてやる。潰れてもしょうがないような企業については、そこの従業員、特に技術者をできるだけ救ってやる。皮下脂肪(不良債権)を政府が減らしたがるまでは正しいと思うけど、内臓がダメージを受けるような無理なダイエットには大反対だ。そういや昔、技術漏洩を防ぐために共産圏への輸出を制限する協定みたいなのがあったはずだけど、共産圏での技術者の就労を制限する法律があってもいいんじゃないの?
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2005年03月22日

俺は堀江が嫌いだ

なぜか腰痛。

●東京高裁の判決が近いらしいので、livedoorネタでも。このブログを読むような読者様ならご存じだろうけど、「憧れる経営者」は誰かという某所のアンケートによると、首位はカルロス・ゴーン(これ、なんとなく理解できる)で、二位がなぜか例の堀江だったんだよね。いかに時の人とはいえ、いくらなんでもやつが二位は高過ぎ。だって、四位孫、五位本田宗一郎、六位松下幸之助、七位ビル・ゲイツだよ。どんだけ大物なのかと。

真っ先に思い付いたから堀江にしちゃった的な人が多いんだろうけど、その一方で、本気で堀江に憧れて投票した人もかなりいるのかなあ。ブログ界を見渡しても、古い体勢を壊す改革者として堀江を讃えたり、フジ対ライブドアの抗争を古くて間違った世代対新しくて正しい世代という見方でとらえている人を散見するし。

まあ、俺にはあいつが改革者やスターには見えないけどね。俺にとっての堀江は、金の力だけで物事を推し進めようとする、単なる無神経な糞デブだ。

堀江をかっこいいと思っているやつは、米国における買収の実態を知らないのではないかな。俺の知る限りでは、米国においても買収には正しい手順や作法が存在するようだ。たとえばApple社のスティーブ・ジョブズは、あるPDAメーカーを買収しようとした事があるんだけど、一応「売りませんか」って事前に先方に聞いてるし、ビル・ゲイツだってそうしてる。経営者じゃないけど、頭が悪いと思われがちな新庄も、例のゴレンジャーをやる前に古株の田中幸雄や奈良原に、「こういう事をやろうと思うんですけど」って断わってるんだぜ。それがなぜ堀江にはできない?カリスマ性がないどころか、胡散臭いのが彼のキャラなんだから、なおさらフジ&ニッポン放送への根回しを怠るべきではなかったのに。

前置きが長くなったけど、今回は堀江派の中でもとりわけアレな、「江戸ぶろぐ」さんの記事をつるし上げ。

>フジも頑なというか、意固地になってますね。一応、曲がりなりにも、ライブドアは大株主なんだから、自分たちの方から挨拶に行くのが筋でしょう・・本来。

あいさつってどんな?「敵対的買収ありがとうございました」(はーと)みたいな?アレじゃないのあんた。

>それを、話をしようとしない。対立姿勢を強調されて、ほりえもんもしまいにWBSで「こっちは仲良くしたいと思ってるんですよぉ」と泣き言を言ってまいたよね(苦笑)。

あんたは引っ越し先でお隣さんと仲良くしたい場合、どうしてるの?菓子折りの一つも持参して、あいさつに回るんじゃないの?それとも相手の寝込みを襲って、「へっへっへっ。奥さん仲良くしましょうや」って言う?

フジもニッポン放送も、理由なく頑なな態度を取っているわけではないんだよ。案外、彼らだってライブドアとの提携は望むところだったのかもしれない。言い換えると、堀江がおべっかという名の菓子折りを持って、「ニッポン放送を売っていただけませんか」と丁重に打診していたら、案外話はまとまったのかもしれないんだよ。それをはしょって、いきなり株を買い占めたりするから、身構えられちゃったんだよ。

>私が聞いた範囲では、フジテレビのコンテンツをネットで流したり、逆にフジテレビのサイトに機能を盛り込んでポータルサイト化したいって言った程度でしょう・・それ以上、具体的なプランがあったわけではなかったんじゃないですか?多分、脊髄反射的にひらめいた「儲かりそうだ」という思い付きで買ったんだから。

だから、そういう話は株を買う前に持ちかけるのがスジなの。で、相手が嫌だって言ったら引き下がるべきなの。「金を出すから娘を売れ」ってのは昔の日本では当たり前だったけど、親の知らぬ間に話が進んでたり娘がいなくなったりしたら、いくらなんでも怒るでしょ。

俺はフジにもニッポン放送にも抵抗の権利はあると思う。ってゆうか、抵抗の権利を保証してあげなきゃまずい。いくら不倫が文化だろうと貞操が古風だろうと、誰かのちんこにいちいち股を開く義務は、企業にはない。胡散臭い糞デブに寝込みを襲われた場合はなおさら。このまま東京高裁が、「経営者の意に沿わない買収?オッケーオッケー」みたいな判決を下してしまえば、外資のそれも含めて日本の企業は食ったり食われたりの無法地帯と化してしまうぞ。高裁は今後の影響をも加味して判決を下せよ。

「窓使いの憂鬱」はフジ&ニッポン放送を応援しています。
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2005年03月16日

「童貞」「高卒」も差別語ですか?

(´・ω・`) ちょっとラストが季節外れだけど、昔書いたやつ死蔵しておくのももったいないし。

●そもそもは差別語ではなかったものが、いつの間にか差別語になってしまう事は良くある。これは、言葉が生き物である以上はどうしようもない。社会は刻々と変化するし、世代交代もある。新しい世代が古い世代の用法を継承してくれないケースは少なくない。

たとえば差別語ではないが、「全然」の意味するところは世代によって違う。筆者は否定の意味で使うよう教わったが、ある日ふと気が付くと、「全然オッケー」のように肯定の意味で使われるようになっていたので驚いた。肯定の意味で「全然」を使う世代はかなり昔にも存在したらしいから、本来どっちが正しいのか良く分からない。同様に「割り切った付き合い」も世代によって使い方が違う。古い世代にとっては不倫関係を指す言葉だが、新しい世代にとってそれは金銭の授与をも包含している。要するに売春である。おじさんと女子高生が「割り切った付き合い」をしたところ、後で喧嘩になったという笑えない話もある。下品なので書かないが、誰とでも寝る女を指すはずのある単語は、今や肯定的な意味で使われる事もあるらしいから驚きだ。これは差別語(?)が非差別語になってしまった希有なケースだろう。

当初は差別語ではなかったはずのものが、後に差別語として"認定"にされてしまった例としては、「クロ」「黒」だろうか。単行本として売られ、テレビでも放映された藤子F先生の「ジャングル黒べえ」は発禁処分を食らって今では読めないし、藤子A先生の「笑ゥせえるすまん」が元々は「黒いせえるすまん」だったのは有名な話だ。「man」という英単語に「人」という意味もあるのはご存知のとおりだが、『じゃあwomanは人ではないのか』との言い掛かりに押されて今では「male」「female」という単語が好まれるようになった。別にそんなつもりで「man」という単語が発明されたわけではあるまいに。

差別的に使われるケースもあるという理由だけで、その単語を使用禁止にするのは行き過ぎだろう。必要なのは差別的な使われ方を、できれば差別そのものを無くす事であって、単語だけを抹殺する事ではないはずだ。

ましてや、「今は」差別表現とされる単語を「昔」使ったという理由で、作家を吊るし上げるべきではない。そもそも、今あるどの単語が将来差別語と化すかなど、誰にも予想できないではないか。シートベルトを絞めないで運転するのは、今では犯罪だ。そういう法律ができたのだから。しかしだからといって、法律ができる前の分にまで遡(さかのぼ)ってペナルティーを課されるべきだろうか。もしそんな無茶が許されるなら、私や多分あなたも立派な犯罪者である。

しかもいわゆる差別語には法律的な根拠などなく、どこかのおせっかいが「差別される人の身になって」勝手にルールを作っているのだから、なおさらである。この点で、筆者は人権屋たちに反対する。彼らは自分たちの好む誰か可哀相な人たちの"人権"が守られさえすれば、否、自分たちが正義の人になれさえすれば、作家の人権などどうでもよいのである。

また、筆者は民主党のやり方にも反対する。筆者が言っているのは、小泉総理の年金未加入問題についてである。国民年金が強制加入になった以降についてならいざ知らず、なる前の件についてまでなぜ追求しなければならないのだろう。シートベルトの例と同じで、義務になる前から自主的に納入なさっていたというのであれば、それはそれで立派ではある。ただし納入しなかった事を非難される筋合いはあるまい。筋合いがあるとお考えなら、ぜひとも民主党は党員全員の加入状況を、任意加入だった時点にまで遡って公開していただきたい。そして、「小泉には国民年金の加入を促す資格はない」と言うのであれば、自分たちがいかに資格にかなっているかを思う存分アピールするがいい。さぞかし小泉をひがむサラリーマン諸兄にウケが良くなる事であろう。
posted by 窓使い at 19:38| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月08日

「自衛隊は今すぐイラクから撤退して下さい。」って言われても...

投稿し損なってた記事をお蔵出し。

●クラシックファンのユング君とやらが、「自衛隊は今すぐイラクから撤退して下さい。」という記事を書いている。実は、筆者が「なぜ自衛隊を派遣したのか」という記事を書く直接の要因となったのがこれなのだ。以下はこの記事の補足であり、彼の記事に対する反論である。

>コイズミ君は日本国内閣総理大臣ではなくて、アメリカはブッシュ政権の日本担当大臣だったんですね。そう考えれば、日本国民の生命や安全、ひいては日本の国益よりもアメリカの利益を第一に考えて行動している理由もよく分かります。

日本の政策がアメリカの意向を反映しがちである事は、「ゆんぐ君」に指摘されるまでもありません。ってゆうか、今頃気づかないで欲しいです。日本が充分な軍事力を持たない以上、そして憲法上の規制もある以上、対北朝鮮であれ、対中国や対ロシアであれ、米軍頼みになる事はやむを得ません。軍事的には依存関係にないロシアでさえ、米国との関係が悪化する事には神経を尖らせるのに、ましてやそれに大いに依存する日本が米国の顔色をうかがうのは極めて自然な反応です。したがいまして、単に日本政府が米国びいきである、という事実だけをあげつらって嘲笑するのは、極めて卑劣な行為です。そうした依存関係が気に食わないなら、貴兄は日本のかつての軍国主義を大いに賞賛すべきですし、現代においてもそうなるよう大いに主張すべきです。

小泉総理が国益を無視しているとの事ですが、自衛隊のイラク派遣は、実際には日本国民の安全や国益を大いに考えた行為です。孤立無援の米国の味方をする事によって、日本は米国にとって「捨ておけぬ国」となりました。これは「もしもの時」に日本を助けるよう、安保条約にも増して米国に対する圧力となるでしょう。逆に貴兄にお尋ねしますが、自衛隊派遣によって損なわれる国益とは一体何の事ですか?具体例を希望します。

>日本の為政者が自衛隊の派遣は「人道支援」と「国際貢献」のためだとどれだけ虚言を弄しても、その言葉はアラブの人の胸に届くことはありません。

イラク内の「アラブの人」は宗教・宗派によって考え方が異なりますから、全員が自衛隊に感謝するわけではないでしょう。実際、サドル派と呼ばれる一派は、自衛隊に反対してデモを行ないました。しかしイラクはサドル派に牛耳られているわけではありません。少なくともサマワの一般の住民よる自衛隊に対する評価は、「撤退しないで」「彼らは友人」「反対しているのは一部の人」というものです。貴兄が小泉総理やその政策に反対するのは自由です。しかし、イラクの人たちの宗教行事のためにと羊をプレゼントする事さえする、創意工夫に満ちた自衛隊員に対して、貴兄は応分の敬意を払うべきです。亡くなったフリージャーナリストのセリフではありませんが、私は日本人として彼らに敬意を払わずにはいられません。ましてやそれを直接目にするイラク人にとってはなおさらでしょう。イラク人の感性や常識を侮辱するのはやめてください。

>自衛隊の方は、このNGO組織の400倍ものお金をかけながら、わずか4000人程度にしか給水できないのですからその差は歴然としています。

>軍隊というのは「戦争」が専門の組織ですから、その対極にある「人道支援」活動に不向きなことは小学生だって分かります。

政府には自衛隊から死人を出さない責任が、自衛隊にはイラクで死なない責任があります。テロを警戒するのはもちろん、地元住民とのコミュニケーションにも時間を割かなければなりません。さもないと、せっかくの支援も「アラブの人の胸に届かない」かもしれませんからね。フルタイムのボランティアではないのですから、それ専用に渡航した人たちと同じ数字は出せないでしょう。安全な日本国内で雪掻きを手伝ったりするのとは訳が違います。表面的な数字だけをもって、自衛隊を戦争しかできない無能な集団呼ばわりするのには納得できません。

>国連を中心とした国際的な枠組みを作り、その上で必要な治安維持部隊を派遣してイラク情勢を安定させること、その上で、民間レベルをベースとした支援活動にお金をつぎ込むことです。

国連の暗黙の了解を得た上での国際的な支援活動じゃ不満ですか?国連が主体的に治安維持部隊を派遣してくれれば、さぞかし米軍も楽でしょうね。要望を出したらどうですか?「アメリカばかりに仕事を押し付けるな」ってね。もしかすると、自衛隊も単なる復興支援組織としてではなく、治安維持を目的とした武装集団として、本格的に参加を要請されるかもしれませんよ。常任理事国入りを希望する日本の足元を見てね。それがお望みなんですか?
posted by 窓使い at 22:59| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月07日

電車の中心で無実を叫ぶ

「窓使いの憂鬱」、もうじき終了。

●「私は絶対していないのに、認めてしまいました。まさか自分がこんなことに巻き込まれるとは思わず・・駅員室にいけば、無実が証明されると思っていましたが、それが一番の誤りでした。もうこの事実は消えません。私はしていないのに、早く帰りたいために、警察がいうように認めて罰金刑を受けました。後悔してもしきれません。本当に悔しいです。自分が無知すぎたのも駄目でした。あの取調べは思い出したくもありません。皆さんも気をつけてください。」

これは今年2月17日に「教えて!goo」に投稿された、mmmgggさんの悲痛な叫びである。彼は痴漢を疑われた被害者である。

電車内での痴漢行為は後を断たないが、それに加えて冤罪事件も後を断たないようである。一体、なぜこうも痴漢の冤罪事件が多いのだろう。

もちろん、一番悪いのは"被害者"の女性たちである。誰かの鞄がぶつかれば触られたと思い込み、誰かに痴漢されればたまたま近くにいたおじさんを犯人扱いする。早とちりな女たちは、かように無責任な生き物なのである。*余談だが、ある会社のお局様は、男性社員が近づいただけで(お茶を持って来てくれただけで)「セクハラ!」と叫ぶそうだ。そのくせ、廊下ですれ違いざまに「あーら○○君、いいお尻してるわね!」等と言って触って来るらしい。

しかし、誰にでも勘違いはあるだろう。たとえ勘違いで捕まったところで、警察や裁判所が証拠不十分を理由に帰してくれれば、誤解が冤罪事件にまで発展する事はあるまい。それなのに、痴漢の冤罪事件は後を断たない。これはもう、背後に何か構造的な欠陥があるものと考えた方が良さそうだ。

冤罪を産む構造的な欠陥とは何か。それについて教えてくれる興味深い本がある。鈴木健夫氏による「ばくは痴漢じゃない!」(新潮文庫)である。要旨をamazonのレビュアーがまとめてくれているが、それによると日本では、被害者女性の証言のみを信用するのが裁判のお約束らしいのである。そういう原則なのである。要するに裁判をやる前から、すでに判決が出てしまっているのだ。

それにしてもなぜ、被害者女性の証言はそうも信用されるのだろう。もしかすると、「恥を忍んで告発したのだから、その女性の証言は信用に値する」という思い込みが、裁判官も含めて我々日本人にはあるのかもしれない。*そういえば私は従軍慰安婦の言う、レイプされたとかいう告発も、それが基準で信用されているのいないのという話を聞いた事がある。

もちろん恥を忍んでの告発は、拝聴には値する。しかし、信用に値するかどうかまでは分からないではないか。勘違いや思い込みだけで、人は容易に他者を断罪し得るのだから。そもそも満員電車で実際に痴漢されたとして、触れて来たのが誰の手かを、彼女たちはどうやって判断しているのだろう。

ましてやこの国からは、恥という概念が急速に失われているのだから、なおさらだ。私はある日、バス停で自分のスカートをまくり上げ、パンツを彼氏に鑑賞させている女子高生を見た事すらある。これは本当の話である。

きっと今の日本には、「恥を忍んで」の告発などないのだ。あるのは恥知らずの告発だけだ。なんとなくムカついたから、あるいは示談金目当てに、平気で他人を陥れる。その後告発された男性がどうなろうと、彼女たちには知った事ではないのだろう。だから恥という概念が消失した世代による、「痴漢された」という告発を真に受けてはならない。ましてや恥という概念がそもそも存在した事のない国から民族衣装を着た女性がやって来て、「日本兵にレイプされた」と訴えたからといって、罪悪感を感じてはならない。いまや言いがかりは、一種のビジネスなのだ。
posted by 窓使い at 19:28| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月04日

図書館閉鎖を防ぐために

●(この記事はメルマガ「さすらい通信」2/15号に掲載された、米国における図書館の閉鎖を憂う記事に対する感想です。もったいないので自分のブログに使用。)

いちクラシックファンとして、ロンドンの某オーケストラが解体されるだの札幌交響楽団の予算が削られるだのといった話に直面してきましたので、米国のどこかの図書館が閉鎖されるとしても今更特別な感想はありません。強いて言えば、経済的には独り勝ちの様相を呈する米国にあってもそういった事件が起こるのかと、少々驚いた面はあります。

かの原稿の内容は二つに大別できると思います。一つは「図書館までもが」という本好きの人間ならではの驚きであり、もう一つは「無料のサービスが消えると貧民層の子どもたちがかわいそう」という同情論です。

国や地方といった「経営者」は、時に公共機関やサービスを縮小する必要に迫られます。人口や景気に波がある以上、それ自体は仕方のない事なのかもしれません。そして、国や地方の「経営」にとって、致命傷にならない部分から先に予算を削ろうという発想は、必ずしも間違いではないでしょう。「手におえない事態に直面したら一旦逃げ、体勢を整え、それから反撃に出るべし」という原則は、相場にも経営にも当てはまります。日本においても図書館の閉鎖が現実のものとなるかどうかは分かりませんが、もしそのような事が生じたなら我々ユーザーは、より上手な「経営」と代替サービスを要求すると同時に、図書館復活の日まで辛抱強く待ってあげるしかないでしょう。

しかし、図書館側にも努力できる点はいろいろあります。無料でサービスを受けられるのは我々市民としてはありがたいですが、それは経営的に考えてみた場合にはどうでしょうか。ある種の人気コンテンツについては、たとえばいつも借りられない村上春樹の新刊本については、多少の料金を徴収すれば図書館の財政が潤い、かつ、あまりにも長期間、人気の本が借りられないという事態を避けられるでしょう。パソコンの検索画面や図書カード、あるいは本そのものに広告を載せるといった経営努力がもっとあっても良いと思います。そして、図書館を閉鎖に追い込まないために、我々も多少の負担はがまんするべきなのかも知れません。地下鉄も動物園も有料なのに、そしてそれでも経営が苦しいのに、図書館だけがなぜ広告も取らずに無料でやっているのでしょうか。ビジネスの見通しが甘すぎる気がしないでもありません。

さて、図書館がなくなった場合の、貧民層の子どもたちに対する影響についてはどうでしょうか。私は個人的には、不法就労者に対して非常に厳しい見方をしています。彼らは法をを犯して先進国に入り込み、安い賃金で雇われます。安い賃金とはいえ、彼らが母国に帰った暁には物価の差も手伝って裕福に暮らしていけます。一方、彼らに侵入された側の先進国では、彼らさえ来なければ雇ってもらえたはずの現地人が雇ってもらえない、という事態が起こります。期待できた税収は減り、雇用保険料などの支払いは増えます。換言すれば、国や地方の財政を悪化させ、図書館を閉鎖に追い込む一因は彼ら不法就労者にあるのかもしれません。図書館の閉鎖に反対すると同時に、不法就労者の子供にはあまりにも同情的な、かの執筆者の発言には矛盾を感じます。

捨て猫がかわいそうだという気持ちそれ自体には問題はないかもしれません。が、家計が苦しいのにもかかわらず、家族がお腹をすかせているにもかかわらず、次々猫を拾っては育てているようでは明らかに平衡が欠けています。そんな時にできるのは、心を鬼にして猫を元の場所に返し、なにはともあれ家族を養う事ではないでしょうか。
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2005年02月24日

なぜ自衛隊を派遣したのか

ようこそ稲葉。

●なぜ小泉総理はイラクに自衛隊を派遣したのか?表向きの答えは、「戦後」に苦しむイラク人民の救済だろう。他のどの国よりも戦後に苦しんだわが国だから、イラクの「戦後」にもまた、どの国よりも同情できる立場にある。そして単なる同情心にとどまらず、日本政府はそれを行動で表現した。しかも、最大限の形で表現した。すなわち、自衛隊という災害支援のプロフェッショナルを、公費を投げ打って派遣したのである。

しかし、自衛隊派遣の裏には、日本の国防というもっと大きな動機がある事は明らかだ。国防とはいっても、米軍によるテロリストの掃討に協力して、日本をテロの脅威から守る事ではない。私が言っているのは、北朝鮮の話である。

「北朝鮮については日米安保条約があるのだから、それで十分ではないか」という意見もあろう。法的にはそうである。この条約がある限り、米国は問答無用で日本を守らねばならない。しかし、約束とは往々にして反故[ほご]にされやすいものである。不可侵条約を結んだはずの旧ソ連が、日本の敗色濃厚と見るや突然連合国側に寝返り、戦後の甘い汁を吸ったのはあまりにも有名である。

だからこそ、契約には保険が必要なのだ。そして小泉は、日米安保条約に保険をかけた。自衛隊を出す。金も出す。だから北朝鮮が侵略して来たらよろしく頼むぞ、と。「金がないから助けに行けない」という言い訳はこれで通用しなくなったぞ、と。

ここまでされて、なおかつ安保条約を反故にすれば、アメリカの信用は地に落ちるだろう。それは自由の守護者を標榜するあの国にとってはぜひとも避けたい事である。こうして小泉総理は、金と自衛隊によってアメリカの首に縄をかけたのである。

小泉総理のメッセージは、アメリカ側に明確に伝わったようだ。実際、「しかと承知しました」という趣旨の返答を日本は受け取っている。

日本が、当面のイラク復興のために15億ドルの資金拠出を発表したことを歓迎する。安定し平和で民主的なイラクを建設する努力に対する国際支援を結集する手助けになるであろう、この勇気ある措置を称賛する。日本は、この努力がイラクや中東のみならず、日本や全世界の安全保障と平和にとって極めて重要であることを認識している。(2003年10月15日のブッシュ大統領声明。下線は筆者による)

だから私には、小泉総理の判断を批判できない。今でこそ若干危機は遠のいたが、北朝鮮との戦争が現実味を帯びていたあの時期に自分が同じ立場に立たされたら、きっと同じ事をして国民を守ろうとしただろう。そして、そんな最高責任者たる者の厳しい立場を思いやる事もしてやらずに、ただひたすらに平和憲法だか九条だかを振りかざして首相を批判する運動家には、心底怒りを感じる。だってそうだろう。日本は独力では国を守れないのだ。出すもの出して米国の機嫌を取るか、もしくは再び軍国主義に傾くしかないではないか。
posted by 窓使い at 20:20| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月21日

ほりえもんふざけるな!

ダルビッシュまたやっちゃった。( ´∀`)

●おい堀江。お前いいかげんにしろよ。

俺が例の近鉄問題で、お前の味方をした事は知っているよな。何、知らない?まあ知らなくてもいいや。ともかく俺は、楽天の三木谷ではなくてお前の肩を持ったんだよ。「あいつには本気でバファローズを買う意志なんてない」「ただの株価対策だ」との批判が根強かったのにも関わらずな。なぜだか分かるか?

確かにお前は怪しい。皮下脂肪が付き過ぎてるし、例の黒いTシャツも暑苦しい事この上ない。日本広しといえども、Tシャツを暑苦しく着こなせる男なんて、お前くらいなものだろう。少なくとも外見上は、お前は疑われる要素を持って余りある人物だ。

しかし、しかしだ。近鉄球団の買収に、お前が真っ先に手を上げたのは事実なんだ。一切の希望がついえたかに見えたバファローズに差し込む一筋の光明。それがあの時のお前だ(ずいぶん怪しい光明ではあったがな)。だからこそ、俺たちは信じた。そしてお前にすがった。溺れる者は肥満体をも掴むのさ。

ところがどうだ。近鉄問題が決着したとたん、宇宙事業への参入を表明だと?さすがの俺も思ったよ。「ああ株価対策でございますな」。「味をしめましたな」。「そうしますと、バファローズの件もあれでっか」。

あのさあ堀江。「信義」って言葉があるじゃん。お前、信じてくれた人間に対する恩とか感謝とかは、一切ないわけ?もしあるなら、お前を信じたファンに恥をかかせるような真似はできないはずだぜ。「堀江は本気だ」っていうのが俺たちの信念だったわけだよな。だったら、「やっぱり違ったじゃん」って言われないような行動をするのが、俺たちに対する礼儀だと思うぜ。

そして今度は、ニッポン放送株買収による、フジサンケイグループの間接支配かよ。株を買ってるってことは、今度はまあ本気なんだろ。でもなあ。いくら法的には問題がないとはいえ、そしてニッポン放送という小さな企業に20パーセントを越す株を保有させていたフジテレビに隙があったとはいえ、俺はフジの年寄り連中に同情しちゃうぜ。

そりゃ、ニッポン放送がフジテレビにとってのお荷物で、買い取ってくれる企業を探していたというのであれば、話は分かる。近鉄球団の救世主にはなれなかったお前にとっても、名誉挽回のいいチャンスだろう。

でも、ニッポン放送がそこまでやばいなんて話は聞かないよな。あそこもさすがに不景気のあおりを食ってはいるけど、せいぜいがナイナイのラジオに弁当を支給できなくなった程度のピンチだろ。つまり、お前がちょっかいを出すいわれはないんだよ。

しかも、お前のぶち上げるフジサンケイグループの改革案とやらがひどい。産経新聞を本来の経済専門紙に戻すだと?おいおいそこは日経新聞の牙城だろ。そんなところにあそこを放り込んでどうする。産経新聞を潰す気かお前は。テレビにインターネットの双方向性を持ち込めば、ドラマの放映中にシナリオを変えてしまう事も可能だと?おもしろいのかそれは。放送中に紹介された商品をケータイで注文する事も可能になるだと?すでに可能だ馬鹿。「ジャパネットたかた」かお前は。

いいか堀江。革新や変化そのものは、とっても簡単なんだよ。でも、それによって物事を良くしていくのは、とっても難しいんだよ。利益をもたらす見込みがなければ幹部のアイデアでも即断で却下する楽天三木谷の方が、経営的には俺にはまともに思えるぜ。
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2005年02月10日

ゴーマニズムはどこへ向かうのか

ケイコ先生は今どこへ。

●「戦争ハンタイ」だし「人殺しイクナイ」な筆者だけど、それと同時に筆者は「戦争やむなし」の人でもあるのね。

だって、絶対に譲れない一線というのはどの国にもあるし。話し合いで決着がつかなければ、最終的には「ほんじゃやりまっか」という事にどうしてもなってしまうでしょ。これはもう、世の中に国家や民族や主義主張が存在する以上はどうしようもない事なのね。戦争をこの世から無くせると信じている人たちは、まずはこれらのものから先に無くしてみるよろし。

こう言うと、「じゃあ貴様はなぜにテロには問答無用で反対なのか」みたいな反論が来るかと思う。「人殺しという意味では、テロも戦争も変わりが無いではないか」という古館伊知郎のような知将もいらっしゃるかもしれない。

筆者がなぜにテロを憎むかというと、まずそれがルールに反しているから。

戦争っつーのは一見ルール無用の世界であるようで、実は一応のルールが存在するわけよ。たとえば、「一般市民を狙ってはならない」とか、「捕虜を虐待してはならない」とか、「これこれの武器は使用してはならない」とかね。使っちゃいけない銃弾とかもあるみたいだよ。

でもテロリストってのは、そういう最低限のルールすら守らないでしょう。たとえばやつらのターゲットは、軍隊ではなくて、弱くて無防備な一般市民だよね。これじゃクラスの弱虫が、ガキ大将との直接対決を恐れてそいつの妹に石をぶつけるようなもんだ。それって単なる卑怯者じゃん。

テロという行為が単なる憂さ晴らしにしかならないという点も、筆者がそれに反対する理由の一つだ。

軍隊に軍隊で挑めば、一定の決着がつくかもしれない。双方が気の済むまでやり合ってへとへとになれば、もうやめようかという気になるかもしれない。平和条約や休戦協定が結ばれたりして。「戦争では物事の解決にならない」と訳知り顔でのたまう人がいるけど(某インリンとかね)、戦争は解決になり得るんだなあこれが。妥協という名の消極的な解決かもしれないけどね。

でも、テロではそんな低レベルの解決すら望めないでしょう。だって、テロってのは国家が金を出す正式な軍事行動ではなく、血気盛んな『ボランティア』の方たちによる個人レベルの自主的な行動だからね。政府の懐がいつまで経っても痛まないから、重い腰を上げさせるきっかけにはならないんだよ。

「貧しくて戦争のできない国もある」「テロしか手段のない国もある」って?どこだよそれは。そんな国があるわけないだろう。『貧しくて戦争に勝てない国』ならあるだろうな。『テロしか眼中にない個人』もいる。志願したって、軍隊に必ずしも徴用されるわけではないからね。『テロ以外にも手段はあるけれど、金を使わずに嫌がらせができるからとテロを黙認する、汚い国』も、どこかにありそうだ。

ところで漫画家の小林よしのり先生が、テロリスト寄りの発言を繰り返してらっしゃるようで、ちょと心配。先生は子どものころの相撲大会で、負けると分かっていながら体の大きな子どもと勝負したという誇り高き人物。そんな人物が、テロリストの立場を弁明するというのは、いかがなものか。だってテロってのは、大きな子どもと対決せずにその妹に陰から石をぶつけるような行為だからね。彼らに同情するのはいいけれど、ご自分の立場もあるのだからそろそろ発言を後退させたら?
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2005年02月09日

卒論の値打ち 筆者の目

代理戦争開始。

●何を書こうかとネタ帳を漁ったら、昨年ネットで収集したニュースの中から面白いモノが出て来た。大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科の12人がまとめた、「男の値打ち 女の目」と題する卒業論文に関するニュースだ。

この卒論の元になったアンケートは、阪大、京大、神戸大など、関西圏の15の4年制大学から計300人の女性を対象に行なわれたという。質問の内容はコミュニケーション能力、社会に対する姿勢など全部で20項目。それによると彼女らの男子学生に対する印象は、「幼児的」が52.3% でトップ。以下、「優しい」45% 、「バカ」40.3% だったそうだ。

俺はそのニュースをここまで読んで、おいおいちょっと待てよ、と思った。

男子学生に対する印象というが、それは具体的にはどこからどこまでの男子学生の事なのか。付き合っている男性の事か。あるいは、講議でよく近くに座って来る特定の男性か。はたまたサークルの仲間全員を指すのか。回答者によって「男子学生」の範囲が異なってしまっては、正確なデータなど採れまい。こういう場合は、「付き合っている男性についてお書き下さい」等のただし書きを設問に入れてやるべきだろう。

設問も設問だが、それに対する回答も意味不明だ。たとえば1位の「幼児的」という評価。彼女たちは一体、男子学生の何を評して「幼児的」だとお考えなのか。将来なりたい職業がミュージシャンだからか。イラクへボランティアに行きたがるからか。「幼児的」等というあいまいで幅の広い回答をもらったところで、今どきの男子学生像はちっとも浮かんで来ないのだが。こういうあいまいな答えを許してしまうよりはむしろ、「あなたは付き合っている男性が、幼児的だと感じた事はありますか。彼の何に関してそう感じましたか。以下の選択肢からお選び下さい」等と具体的に設問するべきだったろう。選択肢としては「将来の夢」「言葉遣い」「お金の使い方」「デートの行き先」「その他」等を用意してやり、当てはまる物に丸を付けてもらえばよかったのである。

同じ理由で、「優しい」という回答も意味不明。こんなものは、ホレた男のどこが気に入ったのかと聞かれれば、たいがいの女性がとりあえず言いそうな観念的な回答だ。具体的に優しくしてもらった事例なんぞは思い浮かばないくせに。3位の「バカ」に至っては、もはやアンケートの機能を失っているとしか思えない。回答者の悪意すら感じる。いや、もしかしたら回答者ではなくアンケートを作成した設問者がこうした項目を用意したのだろうか。

もちろん彼女らの仕事に対しては、「しょせんは付け焼き刃で基本を学んだだけの生徒が採ったアンケート。統計学にも心理学にも精通せぬまま採ったにしては、上出来ではないか」と寛大に笑ってあげる事もできよう。よしよしと頭を撫でてやる事もできよう。俺が何にも増して理解不能なのは、この卒論に対する大阪国際大学・宮本二美生教授のコメントだ。「男子学生は幼いという印象を持っていたが、やはりそうか。他人を理解しない、主体性がないなど、大人になりきれていない」。

おいおい。一体どこからそういう結論が出て来るのだ。だってこの論文は、女子学生から見た男子学生の印象をまとめたものなのだろう?「女子学生は男子学生に対して、幼いという印象を抱いているはずだと推理していたが、やはりそうか」という感想が出て来るのなら、話は分かる。「女子学生は男子学生を見下す傾向が顕著だ」との分析をするのであれば、それも理解できる。なぜ女子学生の男子学生に対する印象が、そのまま男子学生の実際の傾向に直結するのだ?痴女AVが増えているからといって、実際に痴女が増えているわけではあるまいに。

記事を信用する限りでは、このアンケートないしは論文には、他にも突っ込めるポイントがいろいろあるようだ。記者や女生徒、教授らとコンタクトが取れた曉には、さらに詳細な点をご報告できるかもしれない。
posted by 窓使い at 19:57| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月26日

お前ら本当にレイプされたんか!?

貧乏暇無し。

●昨年テレビで見たニュースなんだけど、韓国政府があるエロな界隈を潰してしまったらしいよ。日本でいうと、ススキノとか吉原とか、そういう場所だったんだろうね。

興味深いのは、同じ韓国人でも市民と人権保護団体とでは、この件に関する意見がまったく異なっていた事。街頭インタビューを受けたある韓国市民の意見は、「彼女たち(売春婦たち)にも生きる権利があると思う」というもの。売春街を潰した政府の方針には意義を唱えているわけだ。対する人権保護団体は、性産業は女性差別だとして政府の対応を歓迎していた。

俺的には韓国市民の意見に共感。韓国政府がなぜそんな横暴な真似をしたのか、理解に苦しむね。もちろん風俗街にまるっきり干渉するなとまでは言わないよ。ああいう場所は犯罪の温床になりやすいからね。働いている女の子に対するものであれ顧客のエロおじさんに対するものであれ、犯罪が行われたなら遠慮なく取り締まるがいい。問題は、今回韓国政府の潰したのが、個々の犯罪ではなく風俗街そのものだったって事。ウイルスの駆除を依頼したらパソコンそのものを処分されちゃった、みたいな。これじゃ、そこで働いている人たちの立場がないよね。そういやそこの女の子達、抗議集会みたいなのを開いてたよ。

韓国政府も韓国政府だけど、政府の横暴を支持するなんて、人権保護団体も人権保護団体だな。そりゃ、俺だって性を売るのが好ましい事だとは思わんよ。でも、嫌々ながらもそうせざるを得ない人たちがいるわけよ。何らかの事業を起こすために大金を稼ぎたい人もいれば、子供を養うためにそうした行為をする人もいるだろう。そういう人たちの就業の場を奪う事は、人権侵害にはならないのか?人権の偉いしとが安全圏から『売春なんてやめちまえ』と理想論を述べたところで、生活という現実と戦う彼女たちに対しては何の説得力もあるまいて。どうしても彼女らに売春行為をやめさせたいのなら、同じくらい稼げる転職先を用意してあげてからにするこったな。

ところで彼女らのささやかな抗議行動を見てちょっと疑問に思った事がある。元従軍慰安婦だか何だか知らんが、同じ韓国から日本にやって来る女どもの事だ。韓国における本物の売春婦が政府に抗議するやり方は、俺がテレビで見た限りでは、普段着にサングラスを着用して集まり、こぶしを突き上げるというスタイルだった。なのにそれら自称従軍慰安婦ときたら、民族衣装に身を包んで大いばりで素顔を公開しているのだ。それなりに仕事に誇りを持っているであろう自発的な売春婦ですら、公衆の面前では顔を隠しているのに、これが強制的に性行為をさせられたとかいう人たちの態度だろうか。俺には観光に来た一般人にしか見えないんだけど。
posted by 窓使い at 22:54| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月25日

『探偵ファイル』、大いに怒る

ひざ痛い。

●いまやパクりといえば安部なつみ嬢をおいて他にはいないわけだけど。筆者の好きな『探偵ファイル』さんによると、昨年は他にもでっかいパクり事件があったらしいよ。なっちの話じゃないけどね。

記事は12/28付けの『裏モノ来たりて、記事盗む』というタイトルのもの。これによると、『裏モノJAPAN』という雑誌に盗作記事が掲載されてしまったらしいんだよね。事件の主犯は、裏モノJAPAN お抱えのフリーライターA 氏。「Numeri」というブログの、債権回収業者と対決するという趣旨の記事を、A 氏が真似したと。編集部もそれに気付かず記事を雑誌に掲載してしまったと。こういうわけ。

しかし筆者が気になったのは、むしろこの事件を糾弾する『探偵ファイル』の論調。これを書いた梅宮貴子氏、盗作ライターA 氏をではなく、なぜか『裏モノJAPAN 』編集部を非難しているのだ。

「確かに、原稿を送ったライターが一番罪が重いことは確かだ。しかし、この御時世、送られてきた原稿は、所々のフレーズで検索し、ネット上に酷似した文章がないかを確認してから載せるのが常識。その作業を怠った編集部には、確実に落ち度がある。」(梅宮氏)

これが筆者には良く分からないんだけど。本当にそれって昨今の編集部の常識なの?

だって、『裏モノJAPAN 』さんは雑誌だよ。筆者の糞ブログや、糞じゃないけど『探偵ファイル』さんのようなネット専用のメディアなら、たとえ原稿が遅れても「昨日は更新できませんでした。すんまそん」で済むかもしれない。でも、紙媒体の出版物は違うよ。原稿が印刷の締め切りに間に合わなかったら、問答無用で白紙で印刷されてしまう非情な世界だよ。ぎりぎりで提出された原稿に、悠長に検索かけてる暇なんてあるの?『所々のフレーズで検索し、ネット上に酷似した文章がないかを確認してから載せるのが常識』ねえ。

ほんで、実際に検索かけたとするわ。Google でヒットするあまたのサイトから、どれくらい実際に読めっての。10件?100件?どんだけ深く階層を辿(たど)れば、正義の梅宮さんは納得してくれるわけ?

しかもこのGoogleというやつはけっこうクセモノ。某掲示板で報告されているところによると、Google 側のシステム変更か何かの理由で、確実にあるはずのサイトがなぜかヒットしなかったという事例があるそうだよ。あるいは別のサイトは、村八分(むらはちぶ)ならぬ『Google 八分(はちぶ)』に直面し、Google から検索をかけても発見できなくなってるかもしれない。

もちろん今回被害に遭ったサイトは、検索にヒットしてくれるのだろう。ただし何らかの理由でヒットしないサイトがある以上、検索エンジンってのは万能ではないんだよ。ましてや元ネタが紙媒体にしか存在しなければ、検索エンジンはもうお手上げ。言い換えれば編集部の記憶はもちろん、検索エンジンという文明の利器を使っても、盗作ってのは防げないのさ。にもかかわらず、印刷に遅れる危険を犯してまで検索をかけたがる編集部があるとすれば、俺はむしろそいつらの神経を疑うね。盗作を防ぐのはライターの良心。誤字脱字、差別表現を防ぐのは編集部。これこそが常識なんじゃないの?

検索も編集部の仕事だと梅宮氏がどうしても言い張るなら、ちょっとだけいじめちゃおうかな。昨年12/22付けの『探偵ファイル』さんの記事、『不思議の国の孫帝国、生き延びられるか!?』の中に、世にも奇妙な珍文があるんだ。

「株を買うなら今だ!!! 売りで買うんだ!!」(山木氏)

これ意味分かる?きっと、空売りの事が言いたいんだと思うけど。「売りで買う」などという意味不明の文章を通してしまう『探偵ファイル』編集部さんのセンスを疑うと同時に、なぜ検索をかけなかったのか、とても不思議だね。だって、初心者向けの株サイトや用語集が見つからないなんてことは絶対にないわけだから。

「編集部自体にネットを見られる環境がない、なんてことは考えられない。担当者の机に、ネットに接続したパソコンが存在しない……ということか?何年前の環境だよ!今どき、検索するくらい幼稚園児でもできる。」(梅宮氏)
posted by 窓使い at 21:11| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月21日

朝日新聞の珍奇な弁明(続き)

今年初落ち。(´・ω・`)

●朝日新聞の弁明記事から、他にも気になる点をば。

>NHKは00年11月、制作を関連会社「NHKエンタープライズ21」に委託。同社は「ドキュメンタリー・ジャパン」に再委託した。番組編集作業が進み、翌01年1月13日から試写が始まった。NHKの番組制作局教養番組部長は19日、「取材対象との距離が近すぎる」と指摘。それを受けて修正が重ねられた。24日、部長は「改善がみられない」とし、以後の制作作業はNHKが引き取り、直接進めることになった。

つーことはあれか?安部&中川議員に会う前から、NHK側の判断で、自主的に番組を軌道修正していたってことか?だったら、なぜ両議員のせいになるんだ?

>こうした事実は当時、朝日新聞も詳しく記事にしている。

いやだからさ。それがなんで、途中から安部&中川議員のせいになっちゃったわけ?修正はNHKの判断だったという『事実』を朝日新聞は把握しており、しかも実際に記事にしたんでしょ?だったらそれで押し通すのがスジってもんでしょうが。

>それが再び大幅変更されたのは29日夕。番組制作局の局長室で松尾氏と国会対策の野島氏も参加した「異例の局長試写」(NHK関係者)があった。開始前、番組制作局長はスタッフに「(国会での予算審議の)この時期にNHKは政治と戦えない。天皇有罪とかは一切なしにしてよ。番組尺(長さ)が短くなったら、ミニ番組で埋めるように手配して」と述べたという。

ここでも安部&中川議員の関与を示唆する事実はないね。局長が気にしてたのは、両議員ではなくて国会だったわけだ。『NHKの予算にケチが付きそうな番組をあえて作る理由はない』。これが責任者の発言としてそんなに異常?

しかも局長が修正を要求した箇所ってのが、たとえば、「日本と昭和天皇に慰安婦制度の責任がある」というナレーションだったとか。こんなもん政治家の圧力があってもなくても、削除して当たり前だろ。皇室の誰かが、庶民の下半身に責任を負っているとは俺には思えんのだが。(笑)

朝日新聞は弁明記事を書いているつもりらしいけど、いつまでたっても両議員の関与が証明されないねえ。代わりに出てくる事実はといえば、番組製作会社がぶち込んでくれたやばい部分を、NHKが放送直前まで必死に修正しますた、という当たり前の話ばかり。要は放送局のチェック機能が正常に働いたというだけのことだろう。『ガチンコ』の例を出すまでもなく、製作会社ってのはおもしろいかどうかって観点だけで、好き勝手な番組を作ってくれるからねえ。TBSもちゃんとチェックしていれば、やらせの片棒を担いだとして叩かれることもなかったろうに。

ところで、朝日新聞は『ガチンコ』のやらせを批判したりはしてないよね?(笑)
posted by 窓使い at 19:07| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月18日

朝日新聞の珍奇な弁明

トイレ行きたい。

●自民党の安部・中川両氏がNHKの放送内容に政治介入したという報道は、朝日新聞の勇み足だったという形で一件落着したかに見えた先週なのだけど。当の朝日新聞が、18日の紙面に弁明記事を掲載したようだよ。

その記事によるとね。証人である『NHK幹部の一人』を含めたNHK側のメンバー(当時の松尾武・放送総局長と国会担当の野島直樹・担当局長ら数人)が、

『まず議員会館に中川氏を訪ね、「途中どなたかにお会いしてから、自民党本部だったか、ちょっと広い応接室で安倍氏に会った」』。

んで、朝日新聞はそれを根拠に記事を書きましたと。ちゃんと証言を得ていますよと。こういうわけ。

でもこの『NHK幹部の一人』とやらの証言、ずいぶんとあいまいだねえ。だって、どこで誰に会ったのかすらはっきりとは覚えてないみたいだし。こんな人に何かを証言する資格があるのかなあ。『当時の松尾武・放送総局長と国会担当の野島直樹・担当局長』という、おそらくはその場を仕切っていた人の名前が割れてるのだから、むしろこの人たちにこそ証言してもらうべきだったろうに。なぜ彼らに取材せずに、あえて朝日新聞の言う『NHK幹部の一人』の証言を使ったのか。そこが理解できないよね。それとも、彼らにも取材はしたけど、センセーショナルな記事にはならないとみて、あえてあやふやな証言の方を選んだのかな。

朝日新聞から引用を続けるよ。

『この幹部は一貫して「自民党に呼ばれた」との認識を示し、これを「圧力と感じた」と証言した』。

なるほど。他の幹部の尻に付いて行ったらそこに安部氏がいたから、これはきっと呼ばれたのだなと解釈したわけね。ずいぶんと想像力の豊かな人だ。まあ、この人だけ面会の経緯を知らされていなかったのなら、ある程度想像で補うのはしょうがないけどさ。でも、大した”幹部”だよねえ。事前の説明をしてもらえなかった上、その後身内に質問すらできなかったなんて。

それにも増して、朝日新聞が情けないよ。”呼ばれたのだと思いました””だから圧力を感じました”という単なる感想を、安部・中川両氏が政治的圧力をかけた証拠として採用してしまったのだからね。

朝日新聞は今回の釈明記事の中で多くの事を語っているけど、その内容を要約すれば、証言は得ています、幹部は確かにこう言ったんですって事だけ。でもそんな事なら芸能週刊誌でも言えるんだよ。朝日新聞が本当に釈明しなきゃならないのは、「なぜ証言のウラを取らなかったのか」って事でしょ。だって、彼の証言には客観性も信ぴょう性もない上、証人は他にもいたわけだから。

事実誤認と手抜き取材で安部・中川両氏を政治的に窮地に追いやった、朝日新聞の罪は重い。両氏を証人喚問しろとの動きがあるようだけど、むしろ朝日の取材陣と編集者を問い詰める方が先ではないかな。
posted by 窓使い at 22:48| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月10日

あえて靖国神社を弁護してみる

『ガンダム THE ORIGIN』 おもしれー。

●靖国神社のホームページが攻撃を受けているそうだ。誰かさんが大量のメールを送り付けて、サーバーの処理能力をマヒさせようとしているらしい。(※ちなみにこれを執筆中の1月10日現在、靖国神社のサイトはアクセス不能になっている。)発信元はほとんどが中国からのものだとか。この手口は、日本国内の市民運動家が、気に食わない組織に対して嫌がらせ目的で大量のファックスを送り付ける手口に通じるものがあるな。

もちろん俺は、テロメール(お。また新しい言葉思い付いちゃったな。俺って天才)を送信しているやつらの正体が、中国人ではなく日本の運動家であるなどと主張しているのではない。俺が言いたいのは、国は違えど双方ともテロリストだということだ。なにしろ彼らは、正攻法(自分のサイトを立ち上げる等)だけでは飽き足らず、迷惑行動によって見境なくうっぷんをぶちまけているのだから。

見境なくうっぷんをぶちまける、と書いた事に注目して欲しい。今回の中国側のテロ行為は、12月下旬に”専用ツール”が配布される等攻撃の度合いを増していることから、おそらく日本政府が、台湾元総統の李登輝にビザを発給したのが気に食わないのだろう。しかしもしそうならば、それらの中国人はまず李登輝なり日本政府なりに抗議すればよろしいのではないだろうか。なぜ批判の矛先が靖国神社へと向かうのか、そこが俺には理解しかねるのだ。

あるいは靖国神社の神主なり誰かなりが、中国人に対して侮辱発言をしたとでも言うのであれば、その神主を怒る気持ちは理解できる。そうであるなら、中国にもYahoo! があることだし、掲示板を利用するなりして自由に発言すればよろしい。表現に自由のない中国人のこと、たまのうさ晴らしくらいならこちらも暖かい目で見守ってあげる。
( ・∀・)ニヤニヤ

しかし、今回の件で、あるいは普段でもいいが、靖国神社とその神主らが一体何をしたというのだろう。別に彼らは日本政府の闇の支配者ではないし、李登輝や他の台湾人に観光旅行の手はずを整えたはずもない。彼らが確実にやっていることといえば、国の意向で望まない死を遂げた若者たちを記録し、厳粛に弔らっていることくらいなものである。こう言ってはなんだが一種の葬儀屋である。そのあまりにも常識的かつ庶民的な業務内容といい、伊勢神宮や他の大規模な神社にとうてい太刀打ちできないつつましやかな歴史やスケールといい、アジアの覇権をもくろむ大国とその国民が目くじら立てるほどのものかと俺は首を傾げざるを得ないのだが。
posted by 窓使い at 23:11| ⛄| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月09日

がんばれ中川昭一

なっち待ってるぞ。

●みんな日曜日の『報道2001』見たか?フジテレビ系列・朝7:30の番組。いやーあんな番組があるとは思わなかったよ。筆者びっくり。だってだって。番組の理念が『国益』!テーマは『国益』!あんなに恥ずかし気もなく国益を心配する番組なんて、筆者初めてだよ。いやもちろんさー、国益を追求するのは正常なんだよ。だって、たとえば領土がより広ければ、それだけたくさんの資源が日本のものになるし、それは言い換えれば、我々の子孫がよりいっそう繁栄できるということだよね。自分たちのためのみならず、自分の子供や孫のため、また日本という国が少しでも延命できるように、遠慮なく国益を守るべきだと筆者は思う。

たださー、日本人特有の主張下手というか、譲り合いの精神というか、遠慮というか。そういうのがあるじゃない。できるだけ周辺諸国に譲るのが、これすなわち正義みたいな風潮もある(あった)しね。特に夜の時間帯の某報道番組は、露骨に反日らしいし。日本人が反日思想を掲げるというのがこの国の危ないところなんだけど、それでも大っぴらメディアにやられると、反日思想が日本におけるスタンダードなのかとも思えて、筆者的には肩身が狭かった。だから今回、偶然『報道2001』を見た時は、驚いたし、嬉しくもあったよ。

番組の具体的な内容はというと、日本の領海に原子力潜水艦をうろちょろさせる等のふざけたまねをしてくれる中国ネタがメイン。北海道を代表するイケメン代議士・経産省の中川昭一がゲストだったよ。島とは何かに関する国連の定義を盾に、中国は日本の沖ノ鳥島を岩だと主張しているんだよね。実際、ちっこいんだこれが。人がようやく立てるくらいの土地しかないんだ。きっと、温暖化で海面が上昇しちゃったせいもあるんだろうね。確かに島のスケールだけを見ると、中国側の主張にも一理あるように思えてくるんだけどさあ。ただイケメンによると、中国の主張には詭弁が入ってるらしいよ。他人の国の島にはいちゃもん付けておいて、自分の国のそれの場合は、日本のよりさらに小さくても島だと主張してるんだって。二枚舌だね。

番組後半は靖国問題。経済の偉い人榊原・ニヤニヤ・英資が登場。『宗教上の問題は感情論になりがちなので、外交の場に持ち込む事自体がおかしい。ここは現実路線を採用して、日本は中国に遠慮すべし』というのが趣旨。でもさー、番組終了後に筆者思ったんだけど、これって非論理的だよね。だってさー、靖国を外交の場にわざわざ持ち込んでるのは中国の方だよね。だったら、「この問題は宗教上の問題なのだから、永久に平行線ですよ。それでも首脳会談の席で議題にするんですか」ってな抗議を、中国にするべきじゃないの?だって、外交のセオリーに反則してるのは向こうなんでしょ。こっちはわざわざ靖国を外交カードになんてしてないし。ちなみに筆者の記憶が確かなら、この男はかつて、『日本は経済戦争で米国に負けた。負けた以上は上手に負けるべきだ』みたいなヘタレ思想を披露した男。得意の経済ですらヘタレ思想が関の山だったくせに、今度は専門外の外交にまで首を突っ込むの?しかもやっぱりヘタレ発言?貴様のへっぴり腰に国民を巻き込むなっつーの。

筆者、来週も見るよ!(`・ω・´)シャキーン
posted by 窓使い at 19:22| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月11日

泥棒天国

また勝利。

小泉純一郎首相は11日昼、国籍不明の潜水艦が沖縄の先島諸島海域で領海を侵犯したにもかかわらず、公海上に出てから政府が海上警備行動を発令したことへの批判に対し「(対応は)適切だった。遅くない。慎重さも必要だ」と反論した。官邸で記者団に述べた。(共同)

おいおいおい。中国の原子力潜水艦が日本の領海に侵入だ?で、領海を出てから自衛隊が追尾?なんじゃそりゃ。

国境地帯ってのは、もっと殺伐としてるもんだろ。国によっちゃあ警告を無視して領空侵犯してきた飛行機は、たとえ民間のそれであっても撃墜しちゃうんだぜ。それなのに、日本ときたら原子力潜水艦が来ても反応無しか。ウェルカムか。事を荒立てたくないから、出て行ってくれたのを見計らって、それから追跡のふりをしますってか。

ばかじゃねーの?

俺はさー。難しい事を言ってるつもりはないんだよ。番犬なら吠えろ。セコムならビービー鳴れ。自衛隊なら敵を撃退しろ。そんなの簡単かつあたりまえの事だろうが。基本くらい守れっつーの。いったい何のために金をかけてるんだ。システムを機能させたくないなら、形だけ存在するだけなら、いっそ自衛隊なんか廃止してしまえ。金の無駄だ。そして国民の安全のために、日本は全面的に米国に支配されちまえ。

それから小泉さんよ。貴様はあれか。首相官邸に不審者が侵入しても、警備の者を呼ばないのか。そいつの身元がはっきりするまで、ベッドの上でしょんぼりしてるのか。「泥棒でーす!○○県出身でーす!」って不審者が自己紹介してくれるとでも思っているのか。するかボケ。不審者に遠慮してどうする。不法侵入ってだけで、そいつはどうなってもしょうがないんだ。殴れ。蹴飛ばせ。自分でやるのが嫌なら、せめてとっとと警備を呼べ。

だいたい、海上警備行動って何よ。首相がいちいち『行け!』って発令しないと、自衛艦の一つも出せないのか。ずいぶんとのんびりしてるな。俺はてっきり、航空自衛隊機が自主的にスクランブル(緊急発進)してるんだから、海上自衛隊もそれに準じているものと思ってたぞ。なぜに海上自衛隊だけ特別扱い?
posted by 窓使い at 22:42| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月06日

あえてアラファトに共感してみる会

リモコンどこ行った。

04/11/05 07:21 石油 <NY石油市場>原油、製品とも急反落
現地4日のNY市場は前日急反発した流れを引き継ぎ続伸して始まったものの、この日発表された天然ガス在庫が過去最高を記録したことやアラファト議長の死亡説が流れたことも中東情勢の緩和につながるとの見方が台頭しファンド筋の手仕舞い売りが殺到し急激に値を削り原油が49ドル台を割り込むなど製品ともども急反落に転じて引けている。(カネツ商事)


アラファト死亡説を市場がそんなふうに受け止めるとはねえ。意外意外。アラファトをパレスチナ系テロリストの黒幕とみなす、アメリカやイスラエルの解釈を真(ま)に受けてるんだろうね。

アラファトはそりゃ確かに、国家の最高責任者でありながら、テロリストに対して断固とした態度を取っていない。でもパレスチナ住民にとっては、テロリストは英雄だからね。テロリスト狩りをやったりしたら、民衆の人気はがた落ちになるし、下手すりゃ自分がテロの標的になりかねない。彼の立場も厳しいわけよ。

アメリカもイスラエルもさあ、そこを分かってあげないと。『テロリストを何とかしろ』『成果をあげないならお前も同罪』みたいな厳しい態度で臨むだけじゃ、芸がないよ。テロリストを取り締まれるように援助してやるのが大人ってもんでしょうが。『アメリカ企業の工場をパレスチナにがんがん建てて雇用を拡大してやる。ただし工場の安全を保障しろ』『だからテロリストを最低でも何人投降させろ』みたいにね。雇用をエサにして民衆を味方につける。テロリストには投降の大義名分を作ってやる。これ。

あ、でもアメリカの金や企業が入ってきても、イスラムの人たちはアレルギー反応起こしちゃうかな。いっそ日本が代わりにやってやろうか。そういやアラファトって、小泉か誰かとの会談で、日本に経済支援を要請したことがあったよね。あの話どうなった?上手く立ち回れば、日本はパレスチナにもアメリカ&イスラエルにも恩を売れるかもしれないよ。

それより、アラファトが実際に死んだら大変だよ。フランスの病院に入れる前はイスラエル軍に監禁されてたんだろ?『お前が悪い』的な理由で。そりゃ、アラファトをスケープゴートにするのも彼に罰を与えるのも、日頃テロに頭を抱えるイスラエル住民を納得させる上では、なかなかいい作戦かもしれない。でもアラファトが死んだら、その茶番の続きはどうすればいいの?ガス抜きの手段を失ったイスラエルの指導者は、戦争カードを引くようプレッシャーを受けることにならないだろうか。

第二に、監禁に続くアラファトの衰弱と死亡は、テロリストに新たな攻撃の口実を与えることにならないか。第三に、一体どんな人が後継者になるのか。アラファト的まったり路線の人か。それとも、よりテロリスト志向の人がなるのか。

願わくばアラファトのように、西側の理屈にも中東の理屈にも通じた、話の分かる男が後継者になって欲しいものだよ。温厚なキャラや、ニューヨーク・テロの際にいち早く献血に駆けつけて、疑いをかけられるのを未然に防いだ、あの狡猾さも引き継いで欲しいもんだね。
posted by 窓使い at 11:31| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月01日

香田さんのご遺族にお悔やみ申し上げます

さようならThinkPad220。また会う日まで。

●みんな新聞&テレビ見たか?香田がやっぱり殺されたな。

俺は同情はしないぜ。ザマミロとまでは思わないがな。俺は命を粗末にするやつには同情できない性質(たち)なのさ。山菜取りの老人にも、車道をふらふら横切るジジババにも、俺は同情しない。ただ、香田に関しては、哀れだとは思うな。理由?やつが若いからだよ。生きてさえいれば、これからいくらでも楽しい事が待ち受けていたはずなのにな。あいつ、俺よりずっと若いんだぜ。

そういや昔、ヒッチハイクものの番組ってあったろ?電波少年だっけ。お前らあの番組のマネして外国歩き回るんじゃないぞ。あれはな、実際に旅をする一人か二人に加えて、当たり前だけどカメラさんやら照明さんやらが付いてるんだぜ。つまり、大人数による威圧効果が期待できるんだ。本当に一人か二人で旅をしたら、カモにされる可能性はぐっと高まるんだぜ。自分探し?日本で探せや。

もっとも、数を集めてもどうにもならない事もある。相手の人数の方が多く、武器も強力で思想が凶悪だとすれば、多少人数がいる程度じゃ襲撃を防げない。今回香田を襲った連中はそういうタイプだ。日曜日のテレビで見たけど、あのザルカウイ派ってのは、これまでに24人を拉致して16人を殺害したんだとさ。日本の詳しい人も、「最初から殺す目的」だったのだろうと言っていたし、3バカの件で尽力してくれたクバイシ師も、「呼びかけに応じる可能性が低い」連中だと言っていた。

だいたい、48時間以内に撤退だって?何十人、何百人という隊員が駐留してるのにか。置き去りにできない文書や資材があるのにか。日本の偉い人たちが時間をかけて慎重に協議して、その後初めて撤退の準備に取り掛かれるのにか。輸送用の飛行機を準備しなきゃならないのにか。それって可能なのか?クール宅急便じゃねえんだぞ。

駄々をこねるのが常套手段の、子供レベル同然のテロリストにそんな無理難題を押し付けられて、「はい了解。撤退します」だなんて一国の最高責任者が軽軽しく言えるか。「無理ぽ」としか言えないだろ。それなのに、撤退しない宣言をしたのだから小泉が悪いだと?お前ら安易な小泉バッシングもたいがいにしろや。

心配するな。いつかは自衛隊も撤退する。イラクに点滴が必要なくなって、独り歩きできるようになった時がその時だ。しかし、その時期を見定めるのも、命令を出せるのも、小泉だけだ。間違ってもテロリストではない。どうせほっといても撤退するんだから、テロ野朗も日本国内の運動家も静観してろ。第一、今撤退したりしたら、自衛隊の生み出す雇用に頼る現地のイラク人の立場はどうなるんだ。どうしても今すぐ撤退しろと言うやつは、現地に職安作って仕事の世話でもしてやるんだな。
posted by 窓使い at 20:25| 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタっぽい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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