2005年02月23日

珍臭発生

疲れて寝ちゃったぽ。( ´ω`)

●札幌の観光スポットといえば、時計台以外では市電が有名だろうか。札幌には地下鉄もあって、東西線、南北線というやつが市の地中で十字架のように交差している。ちなみに十字架の中心部分が、雪祭りで有名な大通り公園だ。しかし、これだけではおおまか過ぎて取りこぼしが出るから、その分はバス等の他の乗り物がカバーしているのだ。市電が面倒を見ているのは十字架の南西側の空間である。

筆者がいつどんなきっかけで市電を利用するようになったのかは定かではない。きっと中央図書館に足繁く通うようになったころ、目の前で往来するその物体に好奇心を刺激されたのだろうと思う。小さな車体をガタゴト揺らしながら、せわしない都会のまん中を独りのろのろと進むその姿は、見ていても乗っていてもなかなかに風情がある。加えて、バスにはありがちな車酔いを誘発するあの不快な匂いも揺れもない。それがためか、筆者は中央図書館から大通公園やススキノといった市の中心街へ向かう際には、バスよりもむしろ市電を利用する事が多い。バスの方が速いし、降りるのに便利な場所に停留所があるにもかかわらず、である。きっと筆者は市電が好きなのだ。

ある日の事、筆者は中央図書館で用を済ませると、いつものように市電に乗り込んで市街地を目指した。市電の車体にはその左右の壁に沿って、通路側を向いた長い座席が設置されている。つまりは、席に座ると筆者の顔は通路側を向くわけだ。無事に空席を見つけたのを幸いにPDA(電子手帳だ)なんぞを取り出して、事前に放り込んでおいた小説を読んでいると、ふと奇妙な匂いが漂って来た。

一般に匂いというやつは、その発生源を見ていなくとも、これはカレーだとかラーメンだとか、おおよその見当は付くものである。が、その匂いは違った。「コレハ○○ノ ニオイデス」という「匂いデータ」「匂いストック」が、筆者の頭の中には存在しなかったのだ。筆者の脳内にある珍臭の見張り番は警報を発した。

筆者はPDAから顔を上げた。

正面を見ると、目前には股間が広がっていた。OL級の年齢と思われる女性が、吊り革につかまって筆者の前に立っていたのだった。件の匂いは、確かに彼女から出ているようであった。しかし、一体彼女のどこから?筆者は彼女にバレぬようさり気なく、しかし確実に、匂いの絞り込み検索をかけた。すなわち、彼女の体に沿ってゆっくりと自分の顔の角度を上下させたのである。

この動きはあやしい。誰かが真横から筆者を見ていたら、きっと筆者はバーチャルえろおじさんとして、長くその記憶にとどめられる事であろう。

やがて筆者の脳内Googleはある結論に達した。これはきっと、いわゆるひとつの、生殖器方面から出ていらっしゃる匂いなのだろうと。彼女の恥骨に棲む何者かが、ひそかに珍味もしくは名産品を生産しておられるのだろうと。

こうして、バスの匂いからは解放されたものの、別の匂いに拘束されたままのえろおじさんは、独り市街地を目指して揺られていたのであった。
posted by 窓使い at 21:12| 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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